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世の中は・・・ [フォークソング]

世情と言うタイトルのこの曲
昨日、金八先生の同窓会と言う番組を見た時に
誰でも?知っているあの加藤君が逮捕される時のバックでかかる曲です。
歌い手はもちろん中島みゆきさん。
なので、久々この曲の入っている「愛していると云ってくれ」を聴いた。
私はそれほど中島みゆきを聴いて来た訳では無いが、
当時このアルバムはとてもショッキングな物でした。
女の人には(現代っ子は違う?)共感出来る詩が多いと思う。
私がこのアルバムの中で好きなのは「化粧」と「おまえの家」

特に「おまえの家」にはドキッとさせられた。
学生時代、私を含め友人3人でギター片手に、曲作りや当時のフォークを
コピーして歌っていた。夜、スナックで歌わせて貰っていたこともあった。
当時漠然と、俺たち将来ポップコン出てデビュー・・・・・。
なんて淡い夢を描いていた。

一番最初に挫折したのは私。
さっさと就職した。他の2人はまだ学生をしていたので
休みに成ると、どちらかのアパートに行って歌っていたが、
みんな何となく熱が冷め、ダラダラと余韻に浸かっていたのだと思う。
それからは2人とも就職、結婚とお決まりの道を進んだ。
今でも電話で話をするが、お互い忙しく会えてはいない。
当時の事がこの歌で思い出されてくる。
あの時、2人はオレの事を裏切り者と思っただろうか?
直接訊ねたことも無いのだが、四畳半ソングと言われた世界観が
漂う曲だと私は思います。
普段、口じゃ何とでも言っているが、私の奥底にあるのは
こういうマイナー調なんだと再認識させられる。
それでも、こうして聴きたくなるのは、あの頃の自分に
淡い夢を抱いていた自分に会えるような気がするからかな。


「おまえの家」
作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき 唄:中島みゆき

雨もあがったことだし おまえの家でも
ふっと たずねて みたくなった
けれど おまえの家は なんだか どこかが
しばらく 見ないまに 変わったみたい
前には とても おまえが聞かなかった 音楽が
投げつけるみたいに 鳴り続けていたし
何より ドアを あける おまえが なんだかと
言いかけて おまえもね と 言われそうで 黙り込んだ
昔 飼っていた猫は 黒猫じゃ なかったね
髪型も そんなじゃ なかったね
それは それなりに 多分 似合ってるんだろうけど
なんだか 前のほうが と 言いかけて とめた
言いだせないことを 聞きだせもせずに 二人とも 黙って
お湯の沸く 青い火をみている
何を飲むかと ぽつり お前は たずねる
喫茶店に来てる気は ないさ

ねえ 昔よく聴いた あいつの新しいレコードがと
わざと 明るく きり出したとき おまえの涙をみる
ギターは やめたんだ 食って いけないもんな と
それきり 火を見ている

部屋の隅には 黒い革靴がひとつ
くたびれて お先に と 休んでる
お湯のやかんが わめきたてるのを ああと 気がついて
おまえは 笑ったような 顔になる
なにげなく タンスに たてかけた ギターを
あたしは ふと見つめて 思わず思わず 目をそむける
あの頃の おまえのギターは いつでも
こんなに 磨いては なかったよね

あんまり ゆっくりも してはいられないんだ
今度 また来るからと おまえの目を見ずに言うと
そうか いつでも 来てくれよと
そのとき おまえは 昔の顔だった

コートの衿を立てて あたしは仕事場へ向かう
指先も 衿もとも 冷たい
今夜は どんなに メイジャーの歌を弾いても
しめっぽい 音を ギターは 出すだろう

「おまえの家」

「化粧」

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